TECH×FUN

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Blue Prismに一発でオブジェクトをインポート

オブジェクトのインポートはなぜ必要?

オブジェクトとは?というのは、過去記事をご覧ください。

Blue Prism ロボ開発 ことはじめ① - TECH×FUN

「プロセス」はロボそのもの、いうなればドラえもんです。 「オブジェクト」はロボが使う部品ドラえもんに例えるならひみつ道具です。

そう、オブジェクトとはひみつ道具ドラえもんの手足となる存在。

RPA側に寄せて言えば、アプリケーションを操作するために、必要な部品のことです。

にもかかわらず、Blue Prismではこのオブジェクトさんが初期インストール時は、すっからからーんです(泣)※画像は諸事情により、3つくらいある状態です。

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これ、はじめてRPA触るひとだけではなく、他のRPAツール触ってた人も、( ゚д゚)ポカーンとなりますよね。Excel触るやつは?メールは?え?全部作るの?無理・・・って混乱しちゃいますよね・・・。

ご安心ください。標準VBOという形で、Blue Prismが提供しているオブジェクトがBlue PrismがインストールされたPCにはBlue Prism Limitedフォルダに標準VBOが格納されてます。

C:\Program Files\Blue Prism Limited\Blue Prism Automate\VBO

この中にある20数個のオブジェクトをBlue Prismのマウスポチポチ操作で1つずつインポートしていけばOKです。

とはいえ、繰り返しやっていくのは面倒なので、今回は、一番手っ取り早いと思われるAutomateCを使って一発で標準VBOをインポートしちゃいます。

AutomateCで一発インポートしよう

AutomateCはBlue Prismのコマンドラインツールで、これもBlue Prism Limitedフォルダ配下にございます。

C:\Program Files\Blue Prism Limited\Blue Prism Automate\AutomateC.exe

AutomateCの/importオプションを使用して、DOSのfor文を使えばワンライナーでインポート処理の自動化が可能です★

コマンドプロンプトを起動して、このコマンド叩けば一発で標準VBOのインポートが完了します!

for %i in ("C:\Program Files\Blue Prism Limited\Blue Prism Automate\VBO\*.xml") do "C:\Program Files\Blue Prism Limited\Blue Prism Automate\AutomateC.exe" /import "%i" /overwrite /dbconname <接続名> /sso /user admin <adminのパスワード>

<接続名>はログイン時に指定する接続名を入力すればOKです。

コマンド実行が終わった後、Blue Prismの画面を開きF5を押すと、ずらーっと標準VBOがインポートできたのが確認できますね!手段に問わず自動化って本当に気持ちいいですよね!

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補足

AutomateCコマンドの解説です。コマンドラインの意味はこんな感じです。

for %i in ("importしたいファイルをワイルドカードで複数指定") do "AutomateC.exeのフルパス" /import "%i" /overwrite /dbconname <接続名> /sso /user <ユーザー名> <adminのパスワード>

引数の細かい備忘録です。

OptionがYesとなっている引数は、OptionがNoとなっているメイン引数の後ろに設定します。何度かハマったので備忘録です。

引数 備考 Option
/import /import filepathでインポートするファイルの指定 No
/overwrite /importのオプションで、すでにプロセス/オブジェクト等がある場合は上書きを指定 No
/dbconname /dbconname nameで接続先を指定 Yes
/sso Windws認証使う場合のオプションと思われる Yes
/user /user username passwordでユーザー名/パスワードを指定 Yes

編集後記

AutomateCはいろいろ便利だからもっと積極的に触っていきたいna